これは、一人のカウンセラーが日々心にとめた記録である。カウンセリングは言葉を介して行うものである。当り前ではあるが、心の中には、言葉にならない言葉がいっぱい詰まっている。言ってはいけないと思ったこと、そんなことは考えてさえいけないと思ったことなどが言葉になる前に心の奥に閉じ込められて、さまざまな身体症状に繋がっている。思い切って言葉にしてみることで自分の感情に改めて気づく場合もある。人は何だかわからないことがとても不安になるものである。たとえば、いつもの頭痛と違うと思える頭痛が数日続いたら、あるいは、いつもの風邪と思っていたのに1週間たっても2週間たってもなかなか治らなかったら、たぶん言い知れぬ不安に襲われるだろう。しかし、病院でインフルエンザだと診断が出れば、診断が出ただけで安心したりもする。言葉にしてみるとはそんな力があるのではないだろうか。
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